店名 スシロー
場所 バンコク ラチャプラソン地区 セントラルワールド7階
今日はタイと日本のスシローの違いについて考察させていただきたく思います。
お前、日本のスシロー知らねえだろ?
と言う声も聞こえてきますが、先月日本に行ったときにしっかりとサーベイさせてもらいました。
私が行ったのはタイのスシロー1号店、セントラルワールドにどっしり構える旗艦店です。何しろコロナ下の中、着工からほぼ1か月で開店にこぎつけたという伝説のお店で、開店時には大行列になってそこでコロナに感染した人が出たとか何かと話題の多いお店です。
さてさすがに今では落ち着いてお昼時でも並ばずに入れるし、お一人様もウエルカムです。
さて私が入ったのは午後1時過ぎ、少し帰る客が増え始めたころ。

500人以上は入れる店内
広めのテーブル席に案内される。タッチパネルで注文するのも日本と同じである。速攻で生ビールと鶏唐揚げを注文。このスピード感はなぜか仕事では発揮されない。

まずはこれ!
ジョッキを半分飲んだころ、ようやく落ち着きを取り戻し、おもむろに小皿に醤油を注ぐ。次にわさびを溶かし込む。醤油を緑色にするのは在タイ30年のワザだ。それから脇にはわさびを山盛りにしておく。全部使うわけではないが、こうしないと落ち着かないのだ。

在タイ30年のワザ
何でもかんでも辛くするタイ人のことを昔は味バカと思っていたが、今は自分がそうなっている。この前タイ人の若者から今の都会の人はそんなことしませんよと言われた。
私のすしの順番は、たいていイカなどの白身系から始まる。まぐろ、えんがわ、タイなどを一通り堪能した後、期間限定品に目が行った。
何と、うに様がいらっしゃるではないか!?
これって日本で宣伝したのにいつも売り切れといういわくつきの商品だったのでは?
もうこうなると頼まずにはいられない。値段も単品300B(1100円)と破格のお値段だが、興味深々である。
出てきたのはとろっとしたホンモノうに。海苔で巻いてねっとりしたうに特有の風味が、他のネタとは違うぞと言う。
北海の寒いところで育ってはるばる常夏の国に来る運命だったとは。たった一人の口を満足させるためにきっとたくさんの長旅をしてきたのだろう。
(これだけ想像すれば300Bの元は取った気になる。)

長旅お疲れ様
最後は納豆巻きで締めて、お値段は900Bちょっと。タイでこのお値段ならばまずまずである。
さて日本との比較だけど、システム、ネタのクオリティ、サービスはほとんど変わらないような気がする。
ただ日本は安い!
一皿100円というのは外国から行くと衝撃的な安さではないだろうか?タイでは一番安い皿が40B(140円)である。
そう考えると日本のネタはタイより少しだけ小ぶりのような気もしてきた。
お会計
お店の情報
https://www.facebook.com/SushiroThailand/
グーグル評価 4.2
評価
雰囲気 4.
サービス 4
味 4
リピート率 4
去年オープンしたかと思ったらあっという間に5店舗に!
すっかりタイ人の間に定着した感があります。それまでタイで寿司というと日本人が握る高級店か、タイ人が作るなんちゃって寿司しかなかったのが、スシローが基準点を確立した感があります。これからタイ人の間では寿司屋の判断基準がスシロー以下か以上かになるかもしれません。