今回はいつもの食レポではなく災害があったポイペットのその後をレポートさせていただきます。
まずポイペットとはどういうところか紹介します。ここはタイと国境を接するカンボジアの街でタイ人の間ではカジノの街として有名です。
その他に陸路でアンコールワットに行く人の通過点にもなって重要な交通の要所になっています。また我々日本人にとってもビザラン(ビザ延長のため一旦国外へ出る)としても知られています。
しかし何といってもカジノタウンとして有名です。大きなカジノホテルが9軒あって私もカジノ好きな友人が来た時に何回か訪れたことがあります。今回は12月末に報じられたようにグランドダイヤモンドから出火し、その向かいの姉妹店のポイペットリゾートまで延焼しました。出火原因は調理場からのプロパンボンベの爆発だそうですが、あっという間に燃え広がって70人近くが焼死したそうです。
ろくな消火設備もなく深夜ということもあって部屋に閉じ込められたまま焼死した人も多く、未だに身元不明な人もたくさんいるそうです。
そんな悲惨な事故があってほぼ1か月近く経った今どのようになったのか、たまたま近くに用事があったのでちょっと寄ってみました。
バンコクからは車でモーターウエイを使っていきます。パタヤ方面途中のチャチェンサオ出口で降りて304号線使って東へ行きます。途中ガソリンスタンド隣接の小ぎれいなマックで腹ごしらえしました。
距離にしたら250キロなのでだいたい東京から浜松まで行く感覚でしょうか?およそ3時間半くらいです。
寄る年波に運転がきつくなって来たころタイ側国境の街アランヤプラテートに到着です。国境まではそこからさらに6キロあります。タイ側の国境は何事もなかったかのように大勢の人が出入りしていて隣接の巨大駐車場はほぼ満杯です。
タイの出国イミグレもそこそこ行列ができていて10分ほどかかりました。その後カンボジア側のイミグレでビザを取得していよいよ入国です。凱旋門周囲はいつもの賑わいです。
ですがそこをくぐると正面に白い木製の塀が道の真ん中に建てられていて、その向こうには今回の火災現場になったホテルがまるで空襲に遭ったような無残な姿をさらしていていかに今回の火災がすごかったかを物語っています。
亡くなった方のご冥福をお祈りします。
さて私はとりあえずその手前のホリデイカジノにチェックインしました。ここは私が何回か利用しているホテルで幸いにして被害を免れたようです。ここに荷物を預けてお腹が空いていたのでまずはお食事です。
ここには街で貴重な和食店MATSUBAYASHIがあります。なんちゃってですが、こんな所にあるとものすごくありがたいです。間違いないのが海老の天ぷらとカリフォルニアロールです。笑
食事を済ませた後はカジノに入場です。
何だこりゃー?
というくらいに人がいません。
前は平日でもほぼすべてのテーブルが埋まっていたのに数えるほどしかテーブルが動いていません。いる人はだいたいタイ人のハイベッター。バカラ勝負1回に1万B程度賭けているのでおそらくカジノ大好き人間なんだと思います。
ちょっと一緒にやる雰囲気ではなかったので他のカジノを見に行きます。次に訪れたのがスターベガスです。こちらはもう少し庶民的でスロットルマシンも数多くあります。昔ほどではないにしてもそこそこ人がいます。時折中国語も聞こえるので春節で来た本土の人かと思いきや台湾人でした。その他韓国語も飛び交っていました。
私もスロットを少し回して何回か懐かしいボーナスゲームをゲットしました。バカラも少しやりましたが、自分でめくると笑っちゃうほど勝負弱くて、他の人に乗った時だけ勝てるという何とも情けない結果でした。
その他のカジノも見て回って、最後にバカラで10連敗を喫するという結果で後腐れなく帰ることができました。笑
最後に帰りのタイ側入国イミグレは劇混みで1時間近くかかったことを最後にレポートを終わります。
まとめ
アンコールワットへの陸路の要所としてのポイペットは完全復活しています。しかしカジノはさすがにタイ人でもビビっているのか訪問客は激減しています。訪れているのはカジノ中毒性タイ人。外国人では台湾、韓国人といったところでしょうか?ホテルは全体的に暗くてオワコン感がありますが、果たしてまた昔の活気を取り戻すことができるのでしょうか?
現在の各ホテルの状況
ホリデイプレース 稼働中だが客少ない
ホリデイポイペット 稼働中だが客少ない
ゴールデンクラウン 一番の庶民派カジノでまずまずの客入り。
クラウンプリンセス 閉鎖
スターベガス 明るくてカジノに来た気分になれる。
ギャラクシー 未調査
トロピカーナ 未調査